お手付き王を返上

 詰将棋解答選手権の続きである。初級戦から10人が帰り、新たに6人が加わり、一般戦は34人参加となった。5年前が41人だったから7人が減っている。
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 初級戦とは打って変わってスローペースになるのは毎度のこと。20分を過ぎたところで、今のうちにトイレに行っておこうと思った。解答提出は早くて30分過ぎからだろうと踏んだ。6年前は菅原陽仁君(当時小6)の39分、5年前は宇田紫音君(当時高1)の35分がトップだった。
 トイレから戻ってきたら既に藤森君が23分58秒で提出していた。そして追うように三好君が24分55秒で出してくる。いなくてもほかに幹事がいるから大丈夫ではあるが…。藤森君はドラの詰将棋早解き競争でも一番早く解けるが、イージーミスが多いので「お手付き王」と呼んでいる。今回はこの2人の詰棋力がちょっと抜けていたようだ。
 藤森君は「お手付き王」の貫禄を当然示すと思ったら、まさか(?)の全問正解である。成長していたのだ。小2ぐらいから難しめの詰将棋を出してきた甲斐があったと思う。三好君は3番でミスがあった。この右から攻める間違いはほかにも数人あった。
 45分を過ぎて、このまま残りは制限時間(50分)を使い切ると思っていたら、45分52秒でひとりが出すと、我も我もという感じで2分ぐらいの間に7人が提出した。しかし、6問解けていないのに出すのはいかがなものか。最後まで諦めない精神が必要だ。

 34人の1番からの正解数は次の通り。
 ▽1番…32人▽2番…30人▽3番…19人▽4番…6人▽5番…15人▽6番…9人
 持ち駒6枚の4番に多くの選手が苦しんだようだ。はじめのとっかかりが難しかったようだ。5番は手数が2手長いが、入りが易しいので比較的解きやすかったようだ。今回は4、6番が難関だった。

 全問正解は次の3人だった(敬称略)。
 ①藤森舜太(中1) 23分②大靏路加(小4) 46分③中村清之介(小4) 50分
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 今回も全問正解者は全て高校生以下だった。2017年から一般戦の全問正解者を調べてみた。かっこ内は早い順で学年。
 ▽2017年…2人(中3、小4)
 ▽2018年…4人(小6、中1、高1、中3)
 ▽2019年…3人(高1、中2、小6)

 今回はさらに低年齢化している。大人の詰将棋強豪の参加を望みたい。小4の大靏君は昨年、上尾から東京に引っ越した。「逸材が埼玉から流出してしまった」と私は嘆いたものだが、やはり順調に成長しているようだ(今回はあくまで詰将棋だが予想はつく)。同じく小4の中村君はこれぐらいはやるだろうと思っていた。2クラスともに3位でちょっと悔しそうである。ちなみに2017年の小4は現在奨励会三段で頑張っている。

 最後は採点、解説、表彰、写真、後片付けで慌ただしい。小川さん、宮木さん、それから後片付けに協力してくれた方(選手、保護者)に感謝したい。この日は眼の調子が悪く、きつい1日だった。